ここ数日、米中貿易戦争に和らぎの気配が見られ、米国市場も堅調に推移していますね。
さて、基本的には高配当ETFであるVYMを中心にポートフォリオを組んでいる私ですが、やっぱり個別株(主にグロース株)の魅力にも惹かれて、ちょこちょこ買い付けています。
グロース=成長 ですので、多くの場合が低配当、或いは無配当です。
その分 ビジネス自体への投資をすることで、企業価値を向上させ株価を上げることを期待されています。
さて今回は、そんな中グロース株について、いま私が直面している悩みについて吐露します。
グロース株の保有状況と成績
現在私のポートフォリオでは、以下のようなグロース株を保有しています。
その多くを最低手数料が撤廃される前に買い付けており、手数料負けが嫌だったので、各銘柄概ね1500〜2000ドルごとの買い付けでした。
※マネックス証券ではNISA口座での米国株買い付け手数料をキャッシュバックしてくれます。そのため以下の中ではVISAだけ例外的にNISA口座:900ドル分+特定口座:1500ドル分と、2つの口座での保有です。その他の銘柄は全て特定口座での保有です。
- Amazon(無配当)
- Google(無配当)
- VISA(利回り:0.67%)
- MASTER CARD(利回り:0.48%)
- NVIDIA(利回り:0.31%)
利回りは、この記事を書いている2019年11月時点でのデータです。
成績としては、NVIDIAだけが-16%(300ドル超の含み損)ですが、その他はすべて含み益が出ています。
特にトランプ大統領の就任直後にNISA口座で買い付けたVISAは、その後のトランプ相場の恩恵に預かる事ができ、+105%(+900ドル超の含み益)になっています。
グロース株に求められる成長レベルがとても高い
グロース株には高い成長性が求められます。
グロース株の決算は減点方式だよなと、個人的には感じています。
売上は伸びてるのが当然で、市場予想を上回らなければ減点…故に、増収でも決算後に大きく株価が下がることが往々にしてあります。
スポーツ選手でいえば、大会に出るたびに自己ベスト更新を求められるような状況です。
恋愛でいえば、デートのときは高級レストランが当たり前で、一度でもファミレスに連れてこうもんならボロクソ言われちゃう男性みたいなもんです…ちょっと違うか(笑)
このままグロース株を持ち続け、夢を見るべきか?
高い期待を毎回の決算で超えなければならないグロース株。
高配当株と違って配当による下支えがない分、決算が不調だといわゆる失望売りのダメージが大きいです。
幸い概ね好調な私のグロース株たちですが、裏を返せば、決算の度に株価下落のリスクに晒されているとも言えるのかなと。
しかし、そんなプレッシャーを受け続けながらも、グロース株が実績を出しているのもまた事実。
ということで、私がメインで積み立てているVYMを中心に、5年間の比較チャートを作ってみました。
比較その1:ETF間での比較をしてみた
多くのハイテク株が含まれるQQQ(インベスコQQQトラスト・シリーズ1)と、VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)、VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)での比較です。
いずれも右肩上がりではありますが、トータルリターンではQQQが2倍以上になっています。
一方、VTIは1.7倍弱、VYMは1.6倍弱ほどです(それでも十分なリターンですけどね)。
※ただ、このグラフは単純に配当を積み上げた結果であって、それを再投資に回した結果ではありません。実際には再投資をすれば複利の効果が出てくるので、特に高配当のVYMは上記グラフ以上のリターンを得ることができますね。
比較その2:ETF+グロース株での比較をしてみた
次に、QQQとVYMを残し、AMAZONとGoogle、NVIDIAを足してみます。
するとどうでしょう。。。AMAZONとNVIDIAがすごすぎて、他が霞むレベル(笑)
NVIDIAについては、この5年間で一時14倍以上になっています。
このNVIDIAをピーク近くで買っちゃって含み損を出してる私は、センスがないとしかいいようがない!(笑)
ただ、この比較も結果論でしかなくて、こういったグロース株の影で、多くのグロース株が期待に応えられず綺羅星のように散っていったのもまた事実。
そう思うと、QQQあたりでグロース株の恩恵を受けつつリスク分散するのが、私の性格にはあっているのかもしれません。
結論:まさかこんな結論・結果になるとは思ってなかった(笑)
実は今回の記事、最初に想定していた結論と違うところに着地しています。
いま積み立てているVYMが、なんだかんだいってQQQやグロース株のリターンと、もう少しいい勝負をしているものと思っていたんです。
自分の投資方針が、大きなリターンを得られていることを再確認したくて描き始めたのですが、蓋を開けてみたら、結構な差がついてしまっていました。
※ただし配当を再投資していれば、その差はもうちょっと縮まります。
配当は確実に自分の懐に入ってくるもの。さらにそれを原資に再投資に回すことができる。
他方、含み益はどれだけあっても含み益、実現しているものではありません。
やはり配当というかたちで入金があると、確実に資産が増えていっているのを感じることができます。
これからもVYMを積み立てつづけるべきか、QQQの割合を増やして配当は少なくともグロース株の恩恵に期待すべきか、はたまた個別株の割合を増やしてリスクをとりにいくか…私の悩みはまだまだ続くことになりそうです。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
マネックス証券なら手数料を気にせず、少額から気軽に取引できる
「VYMやQQQが気になるなぁ」「AmazonやGoogleの株を買ってみようかなぁ」と思った方には、私もメイン口座として使っているマネックス証券を全力でおすすめします!
その理由は、以下の2つ。
2019年に米国株の売買時の最低手数料が一気に引き下げられ、なんと約定代金(株の売買が成立した金額)の0.45%だけしかかからないようになりました!
※以前は最低手数料が5ドルだったので、最低でも12万円分程度をまとめて購入しないと、手数料の割合が大きくなってしまっていたのです。
今なら、たとえば1万円分の米国株を買ったとしても、購入にかかる手数料はわずか45円です。
いい時代になったものじゃぁ。。。
同じ1万円でも、ATMではお金を引き出すだけで110円、つまり1%以上の手数料を取られますよね。チックショー!
それに比べれば、なんと良心的な手数料設定であることか。
マネックス証券は取り扱っている米国株の銘柄数が多い
マネックス証券は、いち早く米国株のラインナップを拡充してきました。
個別株の銘柄数は、約3,400銘柄!
ちなみに、よく比較されることの多い楽天証券・SBI証券ともに約3,000銘柄と、数にして約400銘柄、割合にして1割強の差があります。
そのため「◯◯という銘柄は、楽天証券やSBI証券では扱ってないけど、マネックス証券では扱っている」なんてことも。
同じ米国株でも「■■は□□証券で保有してて、▲▲は△△証券で保有してて」と分かれてしまうと、管理が煩雑になることこの上なし。
マネックス証券はもちろん日本株も扱っているので、米国株を中心に日本株も、というかたちでの資産形成を考えているなら、マネックス証券がおすすめです。
もちろんリーマンショックやコロナショックなどで大きく株価が下げたことはありますが、幾多の苦難を乗り越えて成長し続けるアメリカ経済!
米国株は買いたいときが、始めどき!ということで、口座開設はこちらのバナーからどうぞ!
私がメインで使っているのはマネックス証券です。米国株の取り扱い数・取り扱いスピードはマネックス証券証券が一番だと思います。