私はNHKの”100分で名著”という番組が好きで、録画した番組を行き帰りの電車で視聴しています。
毎月1冊の名著を取り上げて、25分x4回=100分で重要ポイントを紹介してくれるのですが、今回はマルクス・アウレリウスの”自省録”でした。
マルクス・アウレリウスとは

世界史を学んだ人であれば、なんとなくマルクス・アウレリウスという名前を聞き覚えがあるのではないでしょうか?
ストア哲学などの学識に長け、良く国を治めた事からネルウァ、トラヤヌス、ハドリアヌス、アントニヌスに並ぶ皇帝(五賢帝)と評された。
wikipedia より
文系だった私は、高校で世界史を選択していました。
歴史自体は好きではあったものの、わざわざ歴史上の人物の著作を購入して読むほどではありませんでした。
でも、この番組で取り上げられると、どのような書物であっても、親しみ深い存在に感じられちゃうんですよね。
授業で「この人が書いたのが、自省録です」って言われても、全然ありがたいことだとは思わないんですが、 2000年近く前に生きた人間の考えたことを、書物を通じて知ることができるって、冷静に考えてみたら、めちゃくちゃ凄いことじゃないですか?
なんだかとってもロマンチックですよね。
自省録とは
最後の五賢帝であるマルクス・アウレリウスは、ローマ皇帝としての多忙な職務のかたわら哲学的な思索を好み、後期ストア派を代表する哲人でもあった。本書はその思想を直接知ることのできる、彼の唯一の著書である。
wikipedia より
番組の中でも触れられていたんですが、マルクス・アウレリウスさん、とても哲学を愛していたが故に、「皇帝になったら、好きな哲学を学ぶ時間が減っちゃうじゃん…やだなぁ…」って、悩んでたりします。
なんだかとっても人間臭くてカワイイ。
彼が治めていたローマ帝国は、戦争があったり、疫病があったり、権力争いがあったり…
多分、私が彼だったら、1日で胃に穴が空いちゃうほどのストレスフルな社会だったはずです。
それでも、理想を掲げて、国を統治した。そんな彼がどんな思いで国を治めていたのか、その一端を知ることができたら面白うだろうなと思い、購入に至りました。
ちなみに私が買った文庫本の翻訳者は、精神科医・哲学者の神谷美恵子さん。
この方の「生きがいについて」という本も、以前に番組で取り上げられました。
ハンセン病患者との関わりを通じて、人間にとっての生きがいとは何かを記した作品です。
(こちらはまだ購入していないので、折を見て読んでみたいと思います)
さて、マルクス・アウレリウスの”自省録”ですが、楽天Booksで購入しまして、明日には届く予定です。
読書感想は、また追って記事にいたします!
今回もご覧頂き、ありがとうございました!パパパでした!
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